目薬が不可欠な白内障の手術前後
白内障という目の病気をご存知でしょう。
この病気は、加齢に伴って発症する例が増えて行きます。
もし白内障だと診断された場合、どの治療方法が効果があるのでしょうか。
やはり一番いいのは、眼科を受診して手術を受けることです。
手術は眼球を切開し、レンズをその中に入れる方法が採られています。
眼球を切開すると聞くと、ちょっと怖く感じるかもしれませんが心配は要りません。
しかし最近は日帰りで手術を受けることも可能になっていますし、この方法だと確実に目が見えるようになります。
ただし手術後は感染を防ぐ必要がありますので、目薬が眼科で処方されます。
この目薬には2つの種類があります。
その内の1つは抗生物質です。
抗生物質は使い過ぎるとよくないといわれており、厚生労働省からも使い過ぎに注意するよう通達が出ています。
しかし細菌感染の予防のためには抗生物質は不可欠ですし、手術後の一定期間に使うのであれば特に問題はありません。
もう1つは抗炎症薬です。
白内障の手術後は網膜剥離や緑内障などを併発しやすいので、必ず手術を受けた眼科の医師の指示に従うようにしましょう。
また目薬は手術後だけではなく、手術前にも使用します。
これは手術前に目を清潔にしておくだけでなく、術後の感染予防を手術の前から行うためです。
ちょっと面倒くさく感じるかもしれませんが、術後の合併症予防のために必ず使用するようにしましょう。
それから手術前、手術後とも市販の目薬を使ってはいけません、必ず処方された薬を使うようにしてください。